日本橋

大阪出張。
日本橋(東京の秋葉原のようなところ)で泊まったホテルの窓から。
OSAKAガンダムって・・・
流石派手だなぁ。
携帯のカメラもそれなりに写るものだね。


大阪出張。
日本橋(東京の秋葉原のようなところ)で泊まったホテルの窓から。
OSAKAガンダムって・・・
流石派手だなぁ。
携帯のカメラもそれなりに写るものだね。

梅雨なんだからしょうがないのは解っちゃいるが、晴れマークを予報で見たんじゃ、やはり期待するものである。だが、外を窺って見ると全開で裏切られたどんより曇り空。
昨晩一応山行の予定は立てていたものの一気に意気消沈して茶の間の悩める人へ。先週は降る降るという天気で晴れ間が見えた。なかなかうまい具合には行かないものだ。
昼近くになると幾らか明るさが増してきたので、バイクで一っ走りすべく出かける。
リターンでバイクに乗り始めた頃良く走った"ビーフライン"(広域農道)を流す。相変わらず爽快な道路だよね。ここは。農道なんだから、その"関係車両"が優先なんだろうけど、対向車も後続車も無く自分専用道路の様相。ストレート有り適度なワイデンィング有りと、いつ走ってもここは楽しい。
先日履き替えたメッツラーのZ6だが、ネットのユーザーインプレの通りで、「走りを教えてくれるタイヤ」というのが解ったような気がする。ブリジストンBT-020は素直だがどうも乗り手の技量が試されているような感じ。比べるとZ6はコーナリング中に「こうやって走るといいよ」と教えてくれるようなフィールがあって安心感がある。上手い人には物足りないだろうが、自分のように安全優先、でも少しはコーナリングを楽しみたいという人には良いタイヤだと思う。
リアのパターンが独特で、センターに溝を作らずフラットにして耐摩耗性を向上させているという。フロントのセンターには溝があり、ウエットな路面ではフロントタイヤが水を掻き分けるのでリヤは安定しているという事らしい。
他のタイヤに比べるとアグレッシブな感じに欠けるビジュアルは少々残念だが、ツーリングライダーにとっては"持ち"は最重要機能である。でもやっぱりちょっとはサイドのグリップも欲しいし・・・という方にはこのZ6、お勧めだろう。
{なんか、メーカーのインプレのようになってしまった}
走行軌跡
描画速度優先の為ログポイント数を減らしています。地図拡大時には一部ログ飛びしている箇所がありますがご容赦下さい
| 中禅寺湖スカイラインより | 山王林道 | 山王林道から太郎山 |
梅雨入り前の貴重な晴天。山を歩くには少し仕事疲れが抜けていない。いや、疲れを癒すのはやはり新緑のシャワーを浴びるのが一番!
久々にいろは坂を登って、観光客で賑わう中善寺湖畔を過ぎるとぐっと気温が下がってくる。溢れんばかりの新緑のトンネルをくぐると光徳牧場。
ひっそりとしたつづら折れの峠道を越えていく。此処が砂利道の連続で車の腹を擦りながら走ったのは遠い昔の事。
新緑はもちろん素晴らしかったけれど、このコース、こんなにクネクネしてたっけ。静かな峠を一生懸命走る自分の姿を、太郎山もきっと見守っていてくれたことだろうよ。
週末に天気がすぐれない。加えて今週と来週は土曜日に出勤なのでどのみち晴れていたとしても山には行けなかっただろう。県内の山は花の開花時期の盛りがすっかり過ぎてしまったようで残念である。
さて、すっかりネタに枯渇した感が否めないが、面白いものを入手したので紹介しよう。
韓国語電子辞書である。
韓国SHARP社が韓国内向けに発売している製品だ。主な辞書は、国語(韓韓)・韓英・英韓・英英・日韓・韓日・中韓・韓中である。韓国人が英語や日本語、中国語を学ぶ為の辞書なので、日本語文法や漢字単語テストなども内蔵されているところが面白い。
韓国語の勉強は昨年の春から半年位本を斜め読みしたくらい。昨年秋から半年間市民講座に参加して週に1回2時間程習った程度でまだまだ初級のレベルにも達していない超初心者である。従って、本来は日本製の韓国語対応電子辞書を買えば良いのだが、日本製には未だ搭載されていない韓韓辞典が学習入門者には中々良いとの評判だ。それになんといっても値段が安い。昨今のウォン安も相まって、発売当初は日本国内のエージェントが2万6千円あたりでネット販売していたようだが、今回はその半値で手に入れることが出来た。(現在でもネット販売で少し高い所は1万6千円くらい)
韓国製電子辞書も最近はカラー液晶で動画再生機能などを持っているが、これら最新クラスだとやはり日本円にして約3万円程度。日本製の電子辞書が従来のモノクロ液晶でも現在3万円以上することを考えるとやはり割安感はある。
で、今回購入したRD-P1はモノクロ液晶バックライト無し。多少見づらい感じはするが、まぁ価格を考えれば頷けよう。そんな事より一番大きな問題は、思った以上に使うのが大変そうだって事。
ハングルの入力自体はパソコンで馴れているので違和感が全くないが、キーの機能名から画面上のあらゆるメッセージ、そしてマニュアルまで当たり前だが全てハングルなのだ。解ってはいたのだが、いざ向き合うとなかなか厳しいものがある。
韓国語を少し囓った人は皆口を揃えて、「日本製の韓国語電子辞書は薦められない。買うなら韓国向けの日本語対応製品を・・・」という。そんな勢いで買ってしまった感があるが、使う前から既に辞書引きまくり状態でかなり疲れる。だが、必然性が伴うと異様に緊迫感があって、これもまた面白いものだ。
今朝、韓国から国際貨物で我が家に届いた小さなオモチャ。飽きずに格闘する雨の休日であった。
古峰神社から古峰ヶ原峠までは途中に工事中のゲートがあるも道路自体はかなり前から完成しており、そのゲートも閉ざされてはいなかったので登山の際やバイクで散歩がてら何度か通行させて貰っていた。
古峰ヶ原峠からその先の粕尾峠に向かう区間がなかなか工事が終わらなかったが、最近完了したとの情報をほうぼうから頂いていたので通行してみる事にした。
古峰神社から粕尾峠に向かうルートは自分として格別な思いがある。
十八の春に宇都宮に単身でやってきた頃、原付バイクで県内のあちこちを走り回るのが楽しかった。宇都宮で初めて所有したバイクはDAX50という今となっては往年の名車であるが、走行性能はさほど高くない。舗装された道路を走るのに飽きたある日、友人の乗るオフロード車を借りる機会が訪れた。
スズキのハスラーというこれまた今となっては旧車ファンを唸らせるような名車である。たかだか50ccではあるが、2スト車なので意外とパワーもある。こいつで山の中に入ってみようじゃないか。
台風が去った秋の日に古峰神社から上を目指し、途中から登山道に入って半ばトライアルのように登っていった。勿論本格的なオフロード経験など全く無く、転倒につぐ転倒。今思えばよく滑落しなかったものだ。
台風の豪雨の影響で道が崩落して川のようになっている箇所などもあったが、若いとは恐ろしいものである。何とかなるさ、まだまだもうちょと行ってみようのノリで結局古峰ヶ原峠へ到着。当時は東屋が無かったような気がするが、眼前に拡がる湿原の風景に、泥だらけになりながらも感動したものである。
古峰ヶ原峠からは深山巴の宿の脇を抜け、ススキに覆われた幾らか平坦な登山道を辿り粕尾峠に出たのだった。
今回通った新設道は勿論以前と違う箇所に設けられているが、かつて少年時代に無鉄砲ながらこの地を走った鮮やかな想い出を懐かしまずにいられない、そんな走りを楽しむことの出来た道筋であった。
余談
フロントタイヤの山がほぼなくなりかけていた。リヤは7000kmで一度交換したが、フロントは新車時から一度も交換せずに1万3千kmに到達していた。流石にもう限界だろう。若干リアの山が残ってはいたが、タイヤの銘柄変更もしたかったので両輪交換をした。
ツーリング向けの長持ちするやつをくれと言うと、モデルチェンジ直前で安くなっているMETZELER
ROADTEC Z6を勧められた。ネットで調べると確かにハイグリップというカテゴリとはほど遠いが、耐久性もさることながら、サイドぎりぎりまで使うシチュエーションを除外すれば基本性能もそんなに悪く無さそうである。(というか自分はサイドぎりぎりまで使うような走りはしない{出来ない}ので充分である)
そんな訳で、今日は履き替えたROADTEC Z6の"皮剥き"、いわば慣らし走行になるが、やはり新しいタイヤは挙動が安定していて良いものだ。また、さほどテクニックがあるとは思えない自分のような者でも、今まで履いていた新車装着時のBRIDGESTONE
BATTLAX BT-020には無かったような違った味(接地感)を感じた。次回峠に向かうのが楽しみである。
余談その2
帰りに寄った前日光牧場。ガスが掛かっていて景色は今一つだったが、道端の牛が愛嬌があってカメラにパチリ。
| 下岡集落より | 古峰ヶ原峠より先の開通区間 | 前日光牧場、後方は象の鼻 |
| №40の彼(女) | №59はちょっと怖い |
霧降高原はその名前の通り、霧が立ちこめることが大変多いので有名である。今回目指した赤薙山ルートも、途中のリフト沿いに名物の日光キスゲが花を咲かす6月頃になると大抵深い霧に包まれている。
過去2回このエリアに足を運んだが、2回とも途中から雨。一度目は家内との丸山であったが、2本目のリフトに乗るときは完全にカッパを着用していた。そして2度目はH君と赤薙山を登った時。この時は霧で周囲の風景が全く見えない中赤薙山までをピストンし、昼食の為に丸山に向かう途中で大粒の雨。足元が悪いので丸山自体も断念して下山した。
今回はH君との悪天候コンビ解消かと思わせるような快晴である。天気予報も一点の曇もなく晴れを告げている。
車が霧降道路に向かうにしたがい女峰山と赤薙山が大きく見えるようになる。天気はホントに上々だ。
「登り始めたら一変にわかにかき曇り・・・」なんていう冗談も今日は嬉しい事に全く通用しないようだ。
まずは第三第四リフトを乗り継ぎ一気に標高1,600mのキスゲ平へ。
いやはや絶景哉。もうこの景色を見ただけで今日は満足かなと思わせる程の眺望が拡がる。リフト降り場から少し先にある小丸山からその先に見える赤薙山まで、電車道のように真っ直ぐに登っていく道の左右は始終眺望が拡がっている。右手には昼食を予定している丸山の全景が見渡せる。
| らくちんリフトでまずは高度稼ぎ | 小丸山からさぁスタート | アルペンムード満点 |
一部膝丈位の笹が生い茂っている所も通るが、道がしっかりしているので全く問題なし。先日の夫婦山とは天と地の差である。
山頂下の樹林帯に入ると樹の根が沢山露出している急登に喘ぐようになる。山頂まであともう少しという頃に(1970m付近)なると残雪が登路にあり、これを踏みしめながら登るようになるが、所々土が露出している所は雪解け水でドロドロで滑りやすい。
前回登った時はガスっていて山頂から何も見えなかったが、今回はどうだろう。
| 笹道もこれなら快適! | 山頂に近づくと残雪がある | H君と山頂 |
石祠の奥から西側を覗いて見ると、急峻な所に残雪が付いた女峰山と左手には大真名子山の勇姿が見える。女峰山を間近に見たのは丹勢山からと今日が2回目。豪快な山容に思わず見とれる。いつかはあの頂に立って見たいと思うがいつの日に実現することやら。少なくとも赤薙山経由のロングコースは我々の体力では無謀だ。他のルートを辿ってもそれなりに険しい山登りになるだろう。女峰山は遠い憧れである。
山頂からはピストン下山であるが、北側に巻道があるという。先行のパーティも入っていったので、我々もこのルートを辿ってみた。ガイドブックには一部崩壊箇所が有ると書いてあったが、さほど悪路では無い。だが、北側なのでより深い残雪を踏みしめながら下っていくことになる。
| 大真名子山と女峰山 | 北巻きルートは残雪多し |
先行の中年男性パーティも、まるで少年に返ったような無邪気な声を上げて雪の斜面を楽しんでいた。だがプチ雪山体験もすぐにおしまい。往路の登山道に合流だ。
高校生の集団がザックを置いて、どうやら空身で女峰山あたりまでピストンしている様子。下山の学生もちらほらおり、なかなか登山道は賑やかである。賑やかといえば先ほどから丸山の山頂に鈴なりの人影がある。後で我々が登っていく時に判ったのだが、この大量のハイカーはやはり高校生グループのようだ。引率教師のトランシーバーの会話内容からすると、県内の各校登山部(ワンゲル部)が一帯を分散して歩いているようである。
| 残雪踏み抜くH君 | 焼石金剛より丸山 | 丸山頂上には沢山の人が |
小丸山まであと少しの地点で進路を変更し丸山を目指す。
山頂で昼食を終えたであろう高校生達が元気な足取りで下山してくる。男子生徒も女子生徒も結構な数である。こんなに沢山の人間が山頂に居たとは驚きであるが、下山してくる一般ハイカーの中には彼らの元気さ(騒がしさに)に眉をしかめる者も居た。
「登り優先なんだから待ってないで先に登っちゃいなよ。コイツら登り優先なんて教わって無いよ!」
と、我々に言う御仁も居たが、我らコンビは赤薙ピストンで意外な程効いてきている登りに丁度良い休憩と決め込んでいたので苦笑い。
| アカヤシオが咲いていた | 丸山への道すがら赤薙山を望む | 丸山頂上 |
山頂に着いてみれば嘘のように静かで、先客1組のみ。雄大な大谷川扇状地の風景を堪能する静かな時間を得ることが出来た。
今日は下界は夏のような気温になると言っていたが、山の上の気温は読めなかった。だがギリギリOKの気温で今日もカップヌードルをH君ともに平らげる。日差しは強いがやはりじっとしていると風は冷たい。先ほどより赤薙山の山頂あたりにガスが架かってきた。山の天気は本当に変わりやすいものだ。
| 山頂から南パノラマ |
下山は北東の尾根を辿り六方沢橋へ向かい高度を下げ、八平ヶ原経由のルートである。
等高線が込み入っている区間は一体どうなっているのか少し心配だったが、急な所には立派な階段があつらえてあり、これなら老人や子供でも問題なく通過出来る。流石国立公園である。
六方沢橋に一番近づく箇所で登山道を外して笹藪を少し行くと、なんとアカヤシオの群生があった。この後も、本数こそ少ないが、至る所にアカヤシオが咲き誇っている。思わぬ花に得をした気分で下山の足取りも自然と軽くなる。
| 八平ヶ原へ階段 | 六方沢橋手前 |
アカヤシオの地点から登山道が南に進路を取ると、程なく八平ヶ原。見渡す限り広々とした笹原である。八平ヶ原の名前の由来は知らないが、何かきっと伝説のようなものがあるに違いない。
丸山の姿を右手に見ながら大きくトラバースする感じで降りていく。ウグイスがまるで喉自慢でもしているように鳴き競う中、心地よい芽生えの山道を下っていく。先ほどまでの赤薙山やその先の女峰山のような厳しさはもう無い。どこか優しい感じのする山道を下っていった。
| 八平ヶ原 | 丸山を振り返る | 赤薙山直登コースに合流 |
檜枝岐に裁ち蕎麦を食べに行こうと思ったのは今冬のことである。あの時はパジェロミニが雪道で言うことを効かずに、結局檜枝岐に到達出来ずじまいであった。
初めて裁ち蕎麦を食べたのはやはり春のこの時期である。バイク仲間とのツーリングであった。蕎麦の美味しさもさることながら、檜枝岐へ向かう浅春の風景に心洗われ、熊の剥製が架かっている静かな山あいの店で食べる蕎麦は、少しクセのある鮮やかな風味の山菜の天ぷらと相まって大変美味しかった思い出がある。
五十里湖を越えて県境の山王トンネルをくぐるといつもの田島道の駅である。GWでなくともいつも賑わっている此処は今日も沢山の4輪2輪が駐まっている。実は最近いつも此処で休憩していると気になるのが目前にある貝鳴山。ついたてのようにどっしりと構えるこの山はどことなく登高意欲をかき立てられる気がする。ネットで調べると、あまり景色は良く無いらしいがそれでもルートはあるらしい。
R121を突き当たりR352へ折れると、それまで前後に多かった車やバイクも一気に減る。皆、田島を抜けて会津方面へ向かうのだろうか。そういえば大内宿などは最近観光客でごった返しているそうだ。バイク乗りも良く行くようだが、自分はこういった所は苦手である。
この区間は紅葉の時期は誠に絶景な銀竜橋などを通過していく。更に舘岩村を過ぎR401を南下しながら伊南川を左右に見る頃になると、本当に気持ちの良い走りが楽しめる。バイクの走りは峠を行くワインディング路も良いが、ただ普通にゆったりと走っていても此処は本当に楽しいのである。
小豆温泉を通り過ぎた先に、屏風岩という川べりに大きな岩が露出しているところがあるので一休みした。遠く尾瀬の山並みから流れ込む澄んだ水の流れの向こうには、残雪と遅い桜。
| 屏風岩 |
目的の蕎麦屋が居並ぶ地点を一旦通り過ぎ、燧ヶ岳の登山口である御池まで進むこととする。道が大きくジグザグに蛇行する頃になるとにわかに路側からの雪解け水が目立つようになる。気温も一気に下がってきて春ジャケットでは少し寒いくらいだ。
真冬景色のブナ平を通り過ぎ御池に到着。かつてバイクで2度走った事のある奥只見へ向かう樹海ロードは未だ冬が明けていないようだ。
| 御池より燧ヶ岳方面 | 樹海ロードは未だ冬 | ブナ平近辺 |
以前バイク仲間と入った渋い感じの店では無かったが、割とメジャーな感じの所へ入って蕎麦のセットを頼んだ。
岩魚の天ぷらと旬の山菜。そして裁ち蕎麦も美味い。
蕎麦を堪能した後は、檜枝岐を惜しむようにゆっくり走り、田島から甲子トンネルを抜け白河へ。幾らか混雑気味の高速を使い帰宅した。久々の300km超ツーリングであった。
| 裁ち蕎麦 |
昨年のGWは日光の鳴虫山で素晴らしいアカヤシオに巡り会えた。日光方面ではいろは坂周辺もアカヤシオは有名だが、栗山村にある月山もアカヤシオ目当てで訪れるハイカーが多いらしい。今回はガイドブック、分県別「栃木県の山」の案内に従い、月山と夫婦山を併せて歩く事にした。
鬼怒川の温泉街を抜け、竜王峡を過ぎた先を栗山村方面へと折れる。日陰の集落で栗山ダム方面へ入っていくと牧場の中の道を登っていくようになる。左手に後ほど夫婦山への取り付きになる地点を見送り、トンネルを越えると栗山ダム前の駐車場に着いた。
まだ朝早い時間だというに沢山の車が既に駐まっている。見ると、周辺の散策組もかなり居るような感じだ。改めて月山の人気を再認識する。
駐車場からは暫し舗装道路(一般車進入禁止)を進み、ビーフピア広場へ着くと、斜面に咲くアカヤシオが出迎えてくれた。少しまばらな感じもするが、上のほうはどうなっているのだろうという期待を胸にロープの垂れ下がる登山口へ取り付く。
| ダムサイド駐車場 | ビーフピア広場 | ロープが垂れる登山口 |
短いロープを登り切った笹の小尾根は、進むに従いなかなか侮りがたい急登になっていくが、両脇のアカヤシオに励まされながら登っていく。ふと足を止めると、赤薙山と女峰山、そしてアカヤシオが眺望を競いあっているようだ。
左手に、無機的な雰囲気の栗山ダムの護岸が見えてくると急登の尾根もそろそろお終いである。
| アカヤシオと女峰山 | 栗山ダム |
一旦小ピークを越して進路を南に転じると、最後の登りで月山の頂上へ到着だ。山頂の少し手前辺りで東側(高原山方面)が枝に遮られる事なくスッキリ眺められる場所があったが、写真も撮らずに立ち止まることもしなかったのが今となっては残念である。
山頂は数組のグループでごったがえしており落ち着かない。眺望は登路とあまり変わらない感じだが、南側が加わる。
これから向かう南西のこんもりとしたピークには、所々アカヤシオが咲いている。数パーティが先行した後に自分も山頂を後にした。
南西の尾根はガイドブックで紹介されていないが、西と南の眺望が終始明るく、ハイカーの数が多い。ネット情報では数箇所難所(ロープ場等)があると指摘しているが、なるほど確かに痩せ尾根あり、背丈ほどの岩場ありだが、古賀志山の中尾根や東稜尾根あたりを歩いているハイカーなら全く問題ないだろう。
だが、ここは人気の山。足元のおぼつかないような人や、撮影の為のとりわけ大きな三脚を片手に歩いている人も多いので難所で渋滞が激しい。
| 月山頂上 | 南西ピーク | 先行者で渋滞 |
南に今市ダムの碧い湖面を見ながら降りていく。やがて北に進路が変わると最後の急な下りが待っている。ここでもロープ場で大渋滞。5分ほど待たされた。平坦な場所に降りるとそこはビープピア広場で、取り付き地点の丁度真南である。
| 今市ダム | 最後は超渋滞 |
思った以上に下山に時間が掛かってしまったので、気持ちも幾らか足早に駐車場へと戻る。これから登る人達がまだどんどん上がってくる。まったくもって人気の山と言えよう。
靴を履き替えずにそのまま車を走らせて夫婦山取り付き箇所へ向かった。駐車スペースは僅かなので駐められなかっらどうしようかと思っていたが、杞憂である。時間的にハイカーがこちらに流れてきても良い頃合いだが、皆素通りするところを見るとかなり人気薄のようである。月山とは対照的。
取り付き地点で、「道形に過ぎません」との注意書きがあったが、最近道形すら無い所ばかりを歩いていたせいか、"道形あるだけ上等"のような気持ちで入山していく。実はこの後、道形から外れて笹藪で大変な思いをする事にこの時点ではまだ気付いていない。
出だしは、良くあるピンクリボンルート。一面を覆う笹がいつもと勝手が違うが、まだ斜度も緩いし全体的に見通しもあるので余裕である。はリボンを追うとその下に笹に覆われたしっかりとした道形が続くという展開だ。
| 夫婦山取り付き | 実際踏み跡程度だった | 初めはこの程度 |
今回は事前の地図検討で、山頂の南側をトラバースする破線(道)がはっきりと記入されており、これがルートであると認識してGPSにも予定線を読み込ませてある。分県別「栃木県の山」に掲載されているルート図もほぼこの破線と一致しているので間違い無いだろうと考えていた。ただ一点だけ、1150mから1200mへ向かうあたりがかなり狭い等高線の所を通っているのが少し不審だったが、きっとジグザグに道が付いているのだろうという程度で深くは考えなかった。
途中までピンクリボンを追って行くと、どうやら予定していたルートを外して真っ直ぐ山頂に向かうような雰囲気である。歩かれた感じも濃いのでこれを登れば恐らく間違いはないのだろうが、今回は東の尾根から登り西の尾根を下る周回コースを予定している。GPSを見ると、大分西よりを歩いているので少し東側に修正すべく笹藪の斜面をトラバースしていく。かなり行ってもまだまだ自分の目指す破線の登山路であろう箇所までは辿り着かない。途中小さな谷を越えてなおもトラバースするが、向かう先は斜度もきつく、これ以上は無理と判断して一旦小休止。GPSと地図で対策を練る。
位置的には山頂のほぼ南。見上げるとかろうじて尾根形のように見える笹藪が上へ続いている。若干斜度が有るが此処を北を外さずに取りあえず登り、途中で東にトラバースしやすくなった時点で考えようと思った。上の方に見える山頂から伸びる稜線の緑ががやけに鮮やかだ。まるでここまでおいでと手招きをしているようだが、悔しいかな、笹に足を取られながら進む急登は思いの外体力を消耗する。少し進んでは休みの連続だ。
1270m過ぎで灌木薮がうるさくなってきた頃、道形に合流。リボンが点々としているし道形もはっきりしているのでまずは一安心だ。だが、此処もまた身長を上回る程の背の高い笹藪と所々灌木の枝薮に阻まれなかなか手強い。何処までも薮な山なのである。
| リボンを外すと・・・ | 我、孤高の登山者也(^^;) | リボンルートに復帰するも |
辛い辛いとつぶやきながらも、どうにか山頂の東肩に到達。山頂までは膝丈の見通しの良い笹尾根である。道形は完全に消失しているが、何処を通っても特に問題無いだろう。だが、上からだと見えない所に段差があったりと思いの外歩きづらいものだ。
山頂は静かな笹原。誰一人居ない静かないただきに、ドカっと大の字に横たわり真っ青な空を仰ぐ。やっと辿りついた。
遅い昼食のおにぎりを頬張り、山頂からの景色を楽しむ。先ほど登った月山がずんぐりと眼前に見える。まだ沢山のハイカー達で賑わっているのだろうか。それに比べて此処は何と静かだろう。
| 最後の尾根は見晴らしヨシ | やっと辿り着いても笹原 | 西側 女峰山 |
| 南側パノラマ | 同左(月山) | 同左 |
下山は南西の尾根を行くつもりだったが、山頂から僅かに踏み跡が確認出来るだけですぐに笹にかき消される。リボンが幾らか見えるが、そのまま南に向かっているような感じで尾根から外れているように見えるのではこれは追わない。
地図の破線を目指してGPSで方向修正しながら少し降りてみるが、枝薮が酷くてとても降りられたものでは無い。里山ならいざ知れす、1000m以上の標高で四方山に囲まれている所を強行で下りて行くのは、登りでかなり体力を消耗した身にとって、もはや無謀である。それにしてもガイドブックで案内されたルートは一体何処へ行ってしまったのだろうか。少し残念な気持ちではあったが、辛い辛い登り返しで山頂に復帰して往路を下って行った。先ほど合流したリボンルートを辿れば下山出来るだろう。
相変わらず笹藪が濃くなり薄くなりではあったが、緩やかにトラバース気味であるので登りに使えばかなり楽だろう。自分の取った登路は一体何だったのだろう。そして地図の破線の意味は?
大分高度を下げた地点で、右手の斜面に南西尾根に突き上げる感じの点々と続くリボンを確認し、GPSのウエィポイントに保存した。
この後もリボンを追えば必ずその下にはっきりとした道形が続くという展開で、やれやれどうにか下山終了である。なかなかスパルタンな山行であった。
帰宅して、とるものもとりあえずGPSのログをPCに落として見る。成る程。下山で完歩したリボンルートこそ本来の登路であったようだ。山頂から南西に延びる尾根については、恐らく下山時に気付いたポイントがやはり接点のようだが、下りで使うのはリスキーな雰囲気が漂う。次回この山を訪れる時は、南西尾根を使って山頂を目指すのを宿題としよう。
最後まで解けなかった地図の破線の疑問。地図には点線も描かれている。実際に歩いて見て、鉄条網が随所に張られていたのを確認している。もっとも今はすっかり朽ちて錆びてしまっているが、かつては明確な境界か道形がこの破線上にあったのだろうか。それにしては急峻な所に付けられた感じも否めない。山頂から伸びる南西尾根にやたらと緑が鮮やかな稜線が見えたのも不思議である。もしかすると、かつては山全体が放牧地だったのでは無いかと想像する。いずれにせよリベンジの意も含めて必ず再訪して見たいものである。
| 下山途中の開けた箇所 | たぶん大笹山 | やれやれもう少し |
宇都宮市内もすっかり葉桜となってしまったが、ツツジも咲き始めて彩りの絶えぬ本格的な春の訪れが感じられるようになってきた。昨秋から歩き始めた里山の薮フィールドも、最近は春の兆しが感じられる。草花や昆虫、小動物。そこは本来の主役達の場所にこれから還って行くのである。
今シーズンの薮山歩き納めとして選んだのは、今市の大沢にある城山である。城山は板橋城跡として今市では知られた場所だが、以前は比較的寂れていて暗い雰囲気があった。だが、昨年山頂に東屋を設置するなどして大幅に整備されたようである。登山道もしっかりとした道標のあるルートが北側と東側にそれぞれ付けられており、ハイキングコースとして充分に楽しむことが出来るので、家族連れなどで訪れるの良いだろう。
さて、それではそのような整備された山が何故今回の薮歩き納めの対象になったかというと、実は正式ルートの無い城山の南側尾根を端から歩き、さらには山頂から派生する尾根を辿り、東にある384mP(石ざき山)を目指して周回をするというのが今回の狙いである。城山の整備された山頂は"昼飯"を食べるためのレストポイント設定だ。
いつもより遅めに自宅を出発し、先日登った観音寺山の脇を車で通り過ぎてさらに西走する。板橋地区に入ると、大沢駅方面に向けて北に延びる道があるのでこれを行くと板橋トンネルがあるが、このトンネルの手前に最近城山への東登山口の真新しい道標が設置されている。脇に入って車2台程度のスペースへ駐めた。
此処から直接城山を目指すことも出来るが、今回は尾根の南端から周回をする為、一旦車道を使って移動をすることになる。先ず初めは田畑の間に挟まれた長閑な砂利道を歩く。先日の大平山のような初夏の陽気と違って今日は幾らか涼しい。
車でここまで来る道すがら、あちこちの田んぼに満々と引かれた水面(みなも)を見てきたが、春の忙しい時期を迎えているようで農家の方の姿が目につく。目的の取り付きポイント脇でも農作業中の人が居た。集落の中の何気ない場所だけに、少し後ろめたい気持と恥ずかしさも手伝って一気に取り付きエイヤと尾根によじり登る。息が切れた。
| 駐車地からのんびり南下 | ここから取り付く | 尾根に出た |
尾根に出ればすぐに280.1mPへ到着。標点と「栃木の山紀行」さんの"火の用心プレート"あり。
一旦高度を下げて次の小ピークでまた下げて、いずれも鞍部(という程では無いが)は周辺の田畑と殆ど標高が変わらないので、ここまでは小さな丘を乗り越えてきたような趣である。薮は多少あるが、山を歩いているというよりは近所の草むらを散歩しているような感じのほうが強い。
2つめのピークを越してからは徐々に高度を稼いでいくが、道形は全くといって良いほど無い。時折古い作業道が交錯するが、尾根を意識した道筋は無く、踏んだ雰囲気もかなり希薄である。下の写真のように何処もこんな感じだが、単調な地形に助けられ、多少曖昧な状況でも落ち着いて角度を変えると(自分の立ち位置をずらして)尾根は実によく見えるという事を実感する事が出来た。
| 280.1mP |
359mPを越える頃になると、尾根も痩せてきてだいぶ明瞭になる。暫くすると天狗岩に到達した。
天狗岩には立派な案内板と説明文が掲示されており、どうやら山頂からここまでが整備済みハイキングルートらしい。説明文には、この先(南側)は地元の人の案内無しに入らないほうが良いとされていた。然りである。
この天狗岩を通過するとすぐ畳石へ、そして東からの登山道を合わせて一登りすると山頂へ到着である。
| 天狗岩 | 畳石 |
山頂の真新しい東屋で食事をしていると、先ほど畳石付近で対向した女性ハイカー3人組が賑やかに戻ってきた。ご婦人方も東屋で弁当を広げ、孫の話などに花が咲く。あまり賑やかなのは得意ではないが、往路の孤独なルートを歩いたせいか心地よい賑やかさである。
山頂の眺めは、以前から良好だった南東側に加え、西側も木が切られて大分すっきりした。何本か切り残しているのは防風か何かの為であろうが、ちょっと中途半端で残念な気もする。
| 下板橋からの道と合わせる | 立派なあずまやが出来た山頂 | 南東の眺め |
南東側はこれから向かう384mPの石ざき山と、その後ろに控える先日登った観音寺山。右に目を転じると鞍掛山から古賀志山の連なり、更に右を眺めればこれまた先日歩いた岩崎の峰々も見渡す事が出来る。まさに今期の薮山をおさらいするような眺望である。
| これから向かう石ざき山 | 古賀志山 | 岩崎の無名峰群 |
西側は、鶏鳴山からぐるりと今市の市街地までを望むことが出来る。遠く日光の山並みは、春霞の向こうに閉ざされており残念である。やはり冬場の晴れ渡った日にもう一度登ってみたいところだ。
| 鶏鳴山 | 今市市街 |
昼食休憩を終えて再スタート。駒乗り馬場まではハイキングコースの階段を降りる。本当にこんな急峻な所まで馬で上がって来れたのかどうかは疑わしいが、いにしえの馬は強靱な足腰を有していたのか。それを捌く乗り手も相当な強者だ。
此処から先は、山頂より派生している尾根に乗らなければならない。奥の方の木を見ると一定の勾配で先端が下がっていく箇所がある。上を見るとやはり山頂付近の薮から降りてきているので間違いなく目的の尾根であろう。ハイキングコースを外れ、慎重にトラバースしながら高度を下げて尾根に合流した。
乗った尾根は既に若芽が支配しつつある領域で、来る者を拒まんとする意志さえ感じられる。とにかくここは我慢で尾根キープである。GPSも地図も頻繁に出して自位置の把握に細心の注意を払いながら進む。特徴的な地形の変化を見たら直ちに地図と照合をした。見通しの利かない薮はこのようにナーバスにならざるを得ないが、目的通りに歩けた時の達成感はあまりあるものがある。
| 駒乗り馬場 | 駒乗り馬場より尾根筋へ |
板橋トンネル直前のエリアは殊の外薮も濃く、一部複雑な地形にも翻弄されながが苦戦を強いられる。トンネルの真上の古道を見て一安心するが、向かい側のそびえるような山腹を越えて進んでいくと、山中に寂しく佇む古仏があった。穏やかな表情のこの石仏の辺りは、かつて人々の往来があったのだろうか。
| 名前を付けたくなる巨石 | 山中に佇む石仏 |
その石仏を後にして368mPを通り過ぎると、古い社に覆われたもう一体の石仏があった。付近には特に登路も見られないが、やはり古道に往来が有った頃にはお参りする人もいたのだろか。今は山仕事の人のみぞ知る秘やかな場所となっている。
地図では一見複雑そうに見えたが、思惑的中と言おうか、思った程の難しさも無くととうとう384mP(石ざき山)へ到着することが出来た。
山頂は全く眺望無し。SHCカワスミさんの青い山名板と「栃木の山紀行」さんの"火の用心プレート"があるのみだ。ルート捜しにいささか気疲れもしてきたので、荷を降ろして小休止である。携帯が通じるので家内に足跡メールを入れる。
| こちらは社に | 振り返れば城山 | 石ざき山頂上 |
山頂からは一旦同じ道を戻り、途中から西へ向かう尾根へ乗り換える。赤テープや岩に描かれたペンキの類は今日は一つも見なかったが、唯一尾根の分岐点に一つだけ淡いピンクのリボンが付けられていた。
西の尾根もまた薮が濃くなり薄くなりと連続するが、明るい雰囲気で思わず足取りも軽くなる。灌木に混ざり、ミツバツツジがはっとするような鮮やかさで咲いていた。
| 今日唯一の赤リボン | 西の尾根は明るい |
最後の小広いピークから里へあと一息の下りだが、偵察で見たとおりの激しいシノ薮である。最後の最後で薮漕ぎならぬ薮泳ぎとでも言いたくなるような所を数十メートルも進んだだろうか、やれやれ脱出である。
| 最後のピーク | 最後の最後の激薮 | やれやれ脱出 |
穏やかな里の雰囲気を湛えた風景の向こうには、水張りを待ちわびている田を見下ろす城山の姿があった。
| 城山を望む | 同左 | 駐車地へ帰還 |
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